火曜日

怖いのは、○○酸ナトリウムという塩化物

旨み調味料にグルタミン酸ナトリウムがある。1960年代には中華料理症候群、2002年には緑内障の原因の1つとする報告もありますが、このような化合物としてのナトリウムの摂取は加工食品で多くなり、食塩と共に、ナトリウム過多になる原因になっています。減塩を考えるとき、加工食品の利用を嫌う大きな理由となっています。

実は、減塩生活が肥満をさせないこと、お気づきですか?
食事の塩分は、胃液を分泌させ食欲増進に働きます。ですから濃い味にしないことで、過食を防げるようになります。また、肥満が解消されると甘いものも、欲しくなくなっていきます。連鎖の元を断ってしまうと、別世界にはいります。

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糖尿病は血管に問題を抱える疾患
塩分をとりすぎると、循環血液量が増加し、アンジオテンシンIIなどの血管を収縮する物質に対する反応性が高まる。血管障害を抱えている糖尿病では、心血管疾患などの合併症を考えて基本的に塩分を控えるようにします。糖尿病それ自体は塩分フリーなのですが。

合併症がない糖尿病だけなら塩分制限はない
塩分が直接血糖値に影響することはなく、例えば、煮物では醤油を多く使用すると砂糖も多く使わないと味のバランスがとれなくなるので、砂糖の使用量を抑える意味で薄味という指導がなされます。しかし、糖尿病と診断される時点では血管の細管に異常があるといわれ、合併症がない糖尿病は無いと考えるべきでしょう。

糖尿病治療とは、合併症を遠ざけること
合併症の危険を遠ざけるポイントの1つが、減塩です。
血糖値をできるだけ正常域に保つとともに、血圧をより低めにコントロールすることです。脳卒中や心筋梗塞などの病気は、糖尿病や高血圧がたがいに影響しあい、動脈硬化が進行して発症しやすくしています。

たとえば、糖尿病性腎症(腎炎)
糖尿病で高血圧があると腎炎を発症しやすくします。
糖尿病性腎症の第3期では、尿中のタンパク質が増え、血中では少なくなります。水分がたまり「むくみ」が出るのですが、このむくみを取るための塩分制限があり、一日あたりの塩分を3gに制限したり、あるいは、カリウム制限を受けることもあります。

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塩分制限とは、化合物の<ナトリウム塩>制限のこと

塩素ナトリウムが一緒にある<食塩>を例に考えると、
話しがややこしいくなるのですが .....

塩素が体内で使われる代表例が<胃液>です。ナトリウムは全身の細胞外にある<体液>をつくる基本のミネラルです。2つが一緒にある食塩(塩分)が足りなくなると、一般的には、無気力になり息切れや、食欲不振などの症状が出やすくなります。

塩素は過剰摂取になっても尿として排出されるので大きな問題はありません。
一方、全身の細胞での物質交換に働くナトリウムの不足は、致命的なことにもつながっています。細胞への栄養や酸素の供給ができなくなっていき、病源菌などへの抵抗力が弱まったり、アレルギーなども起こしやすくしていきます。

一般に指導される塩分10g以下は目安です。住んでいる気候や季節、身体活動量などを考えて、自分に合った「塩味」を探すことが大事なのです。

ヒトの体への塩分補給は1日に3g程度で十分なのですが、これではご飯を美味しく食べることができないため日本では10g以内としています。ナトリウムは少ない方が良いわけですが、加工食品が多くなる食事ではナトリウム塩を外すことができないため、減塩は難しくなります。

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◆高ナトリウム血症

血液中のナトリウム濃度が145mEq/lを超えると高ナトリウム血症となります。
脱水を示していることが多い
細胞外の浸透圧が高いから細胞障害が起こる
症状の改善には、水分補給を考えることになりますが、幼児や体が不自由の人でなければ自分で水を飲むことができますので、高ナトリウム血症は希でしょう。

● 自分で食事摂取ができず、喉が渇いても自分で水が飲めない幼児や老人が、ナトリウムが多く水分の少ないものを与え続けられると高ナトリウム血症となる。これが高ナトリウム血症の原因として一番多い。

下利や嘔吐が続くと、ナトリムの低い体液が大量に失われることになるから、高ナトリウム血症となる。

利尿剤で尿をたくさん出すとナトリウム濃度の低い体液が大量に失われることになるから、高ナトリウム血症となる。

代謝性アシドーシスの薬剤には大量摂取で高ナトリウム血症となるものがある。

尿崩症は下垂体後葉からADH(antidiuretic hormone)が十分に出されないか、ADHが出されても腎臓がそれに反応しないために水分が尿としてたくさん排出される病気。水が失われるから 高ナトリウム血症となる。ただし尿崩症の時は喉が乾くから水をたくさん飲み、高ナトリム血症となることは少ない

若いときから続ける減塩生活が、生活習慣病を遠ざけることになります。
現代人の食卓は、内食でも調理された加工食品の利用が多いもの、今後も多くなっていくでしょう。
一手間を加えて、加工食品から自分の料理に変えてしまうアイデアが求められているのかもしれません。


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